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二日前ですが・・







Photo



ソール・ライター という方の写真と絵画

の回顧展を渋谷の文化村地下一階で

やっていて、観に行ってきました。すごく

混んでいたので、最後の方のスケッチと、

写真に絵の具を塗った絵画と、パートナー

のソームズという女性を撮ったヌード写真

と、彼女とのスナップ写真をじっくりじっくり

眺めてきました(けっこう怪しい)。

私のような素人に言われたくはないでしょ

うが、写真はソールライターが83歳のとき

に出版された写真集「アーリー・カラー」とい

うのにすべて詰まっているから、それをひと

りで観ているほうが感動しそう。

二年くらい前に映画館で「写真家ソール・

ライター急がない人生で見つけた13の

こと」というドキュメンタリーを観て、いっぺ

んで作品が好きになり、写真集を苦労し

て手に入れ(売り切れで)たのです。その

あと、映画のなかで、パートナーが亡くな

っていること。「彼女はバケツを蹴った

(自害した)」と言っていたことが気になっ

て、考えているうちに、ソールさんの経歴

を調べて、年表を書いたりしてしまったの

です。(高田渡さんにもよく似ていて・・)

ソールさんは元々、画家を目指して、聖職

(ユダヤ教)の家を飛び出します。生活の

ためにファッション誌に載せるための写真

を撮りはじめると、独特のセンスで売れっ

子になります。(全体的に語彙力不足は

スミマセン・・)

35歳のときに、モデルだったソームズさん

という美しい女性が、部屋に転がり込んで

きます。彼女も絵を描いていて、お互いの

作品が好きで、趣味が合ったのです。

それから、44年もの間、同じアパートで

お互いに絵を描き続けて、ふたりの好み

のテーブルを買って光熱費が払えなくなっ

たりしながら、毎日散歩をして写真を撮っ

て暮らしていたのに、ソームズさんは

バケツを蹴ったのです・・。

ソールさんの未現像の写真フィルムを、

ある会社が出資して現像したのは8年

前です。それまでお金がなくて(それに

ソールさんに功名心がなかったから)

現像されなかった作品が発掘された

「歴史的瞬間!」と言われて、その2年

後に展覧会をやります。すぐに写真集

が出版されて大評判になる・・はずが、

どういうわけか出版されず、また貧乏に

なってしまいます。

そのころ、ソームズさんが亡くなってい

ます・・。

「アーリー・カラー」が出版されて世界的

に大絶賛されたのは、ソームズさんが亡

くなった4年後。

映画のなかでは、ソールさんが彼女に

贈ったプレゼントの包装紙がたくさん

出てきて、ソールさんは「彼女は僕に

記念館ができるような写真家になって

欲しかったんだろう」とか言っていたけれ

ど、本当にそうだったのかな? と思う

のです。彼女の絵の作品は、ソールさん

が一番のファンで、世間で評価されなく

てもソールさんだけが認めていて、部屋

にもたくさん飾ってあるのです。それで

芸術家としての、彼女のバランスが保た

れていたのに、ソールさんの写真が

世間に注目されることによって、バラン

スがくずれてしまったのかな? と・・。

まったく解釈はずれかもしれないけど・・。

ただ、貧しかったからではないと思うし

絶望したのではないはず。

そう思ったのは、ある雑誌で、ソールさん

がソームズさんのことを書いたエッセイを

読んだから。

22222

「Coyote NO61」から。

このなかで、ソールさんがソームズさん

がいかに素晴らしい絵描きであったかを

書いているのですが、それが懺悔にも読

めるのです。彼女の絵の個展をしてあげ

たかった。作品集を出せるよう尽力した

らよかった・・というような。

すべて、わたしの勘違いかもしれない

けれど。

芸術家同士の結婚の難しさというのを

すごく感じるのです。それが、作品を生

むということもありますし。

そうか・・そうですね。パートナーの存在は、

作品を生んでくれるということもあります。

と、いろいろ考えてみた結果、

結婚に絶望は、ぜんぜんしていないです!

(おめーは芸術家か、と言われそう・・)

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